所在地 中京区 |
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選定番号 第7-036号 |
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推薦理由(抜粋) 島津製作所の創業者 島津源蔵の住宅として明治期に建てられ,約45年にわたり本店として使われた。現在は,島津製作所が製造した機器などを展示する資料館。近代化を進める明治期の京都において科学技術発展の拠点だったことを伝えている。 認定番号
第102号 認定理由 創業者の初代・島津源蔵(1839〜1894)は,仏器製造業の家に生まれ,後に独立して木屋町通二条で鋳物業を営んだ。明治8年(1875),居宅で理化学器械の製作を始めたのが,島津製作所の創業にあたり,同地に残る明治期の事務所の建物が島津創業記念館として活用されている。敷地にはいずれも木造2階建,瓦葺の南棟,北棟が現存する。南棟は明治21年(1888)に建築され,1階を下見板張り,2階は縦長窓を嵌める洋風外観。北棟は,明治27年(1894),大工・橋本林蔵により上棟し,1階は下見板張りで窓上部にステンドグラスを嵌める。2階は縦長窓を嵌めるが,その下部には舟肘木,板蟇股状の部材等を,上部には人字型の間斗束を用いる。いずれも法隆寺等の古代寺院の細部を引用した特異な意匠である。明治期には両棟ともコロニアル風の外観であったが,大正4年(1915)の御大典時に外観が改修されたことが判明する。島津製作所の発祥を伝える,特徴的な外観の町家として重要である。 国登録有形文化財(建造物) ホームページリンク: 島津製作所創業記念資料館のホームページはこちら(外部リンク) |
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