所在地 左京区 |
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選定番号 第1−018号 |
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推薦理由(抜粋) 洋画家である川端彌之助(1893〜1981年)のアトリエとして大正14年(1925)に建築。愛用のイーゼルや書籍がそのまま残され,当時の様子を今に伝えている。 認定番号
第85号 認定理由 川端彌之助アトリエは,戦前から戦後にかけて京都を中心に活躍した洋画家・川端彌之助がフランス留学より帰国後の大正14年(1925)に建てたアトリエ兼住居の建物である。敷地は聖護院北側の道路に南面し,建物は,木造2階建セメント洋瓦葺で,基礎を煉瓦造りとし,外壁は,モルタル仕上げ(一部サイディング),急勾配屋根の南側妻面にハーフティンバー風の意匠を備える。内部は,1階にアトリエのほか2室の応接室と台所,2階は寝室,子ども室,着替え室を配し,天井,壁共に漆喰塗で,玄関床のタイルや階段手摺のデザインなどは洋風仕上げとなっている。アトリエは2層分の吹き抜けとし,安定した照度を求め,北面採光を取り入れた高窓を備える。川端彌之助アトリエは,室内の構成や仕上げのほか,照明器具など建築当初から残っている部分が多く,大正末期のアトリエのある住宅として希少であるとともに,聖護院界隈の歴史を伝える重要な建物である。 |
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